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介護に必要な費用はどのくらい?

介護にかかる費用は、
介護の度合いや選択する介護サービスなどによりさまざまですが、
大きく分けると次のように分類することができます。

介護をするのは在宅? 施設?

在宅介護の場合は、配偶者やお子様などの家族が介護をする場合が多いこともあり、施設での介護よりも費用負担は少なくなります。
施設介護の費用は、利用する施設によってさまざまですが、入居金や月額費用が低価格の施設は人気が高いため入居が難しく、数年間も入居待ちとなるケースもあります。

費用負担例:結城康博教授試算(2019年10月)

介護の度合いは軽度? 重度?

要介護3以上の重度の場合は、例えばおむつ代などの消耗品や介護機器など、公的介護保険が適用にならないものの費用がかさみ、費用負担は大きくなります。

費用負担例:結城康博教授試算(2019年10月)

医療的なケアは必要? 不必要?

医療的なケアを伴う場合は、医療保険の自己負担や通院のための交通費(タクシー代など)も必要となり、さらにたんの吸引などが必要な場合には、公的介護保険を上限まで使うケースも見受けられます。

費用負担例:結城康博教授試算(2019年10月)

認知症の症状はある? ない?

徘徊などの重い認知症の症状がある場合には、ホームヘルパーやデイサービス、ショートステイなどの介護サービスを利用する回数が増えるため、費用負担が大きくなります。

デイサービスやショートステイでは、食事やおやつ代、レクリエーションの材料費などは公的介護保険の適用外となり、自己負担になることも知っておきたい知識です。

費用負担例:結城康博教授試算(2019年10月)

淑徳大学 総合福祉学部
教授 結城康博

1969年生まれ。淑徳大学社会福祉学部卒業。法政大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、法政大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。地方自治体にて介護職、ケアマネジャー、地域包括支援センター職員として勤務。厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会委員を務めた実績を持つ。著書には『在宅介護-自分で選ぶ視点』『介護破産-働きながら介護を続ける方法』『正義と福祉-競争と自由の限界 』『親の介護でパニックになる前に読む本 』『介護職がいなくなる-ケアの現場で何が起きているのか 』など。介護のエキスパートとしてメディアにも多数出演。

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