30代のみなさんは、仕事では昇進や転職、私生活では結婚、出産、マイホーム購入など、ライフスタイルの変化に伴い、何かと忙しい時期を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
そんな中ですので「老後なんてまだまだ先のこと」と思うのは当然のことです。
しかし、日本は人生100年時代を迎え、老後といわれる期間が長くなりますので、新たに人生計画を考えて、長い老後を見据えた万全の準備をしておくことが必要になります。
※1 厚生労働省 令和2年簡易生命表の概況より ※2 内閣府 令和3年版高齢社会白書より
長い老後をどのように過ごすかは、人生の幸福度を左右することになると言っても過言ではありません。
幸せな老後を過ごすために、今からどんな準備をすればよいのでしょうか?
老後の生活やそのための貯蓄、万が一介護が必要になったときに、どのように介護してほしいのかなど、
老後のことについて、家族や友人と話してみましょう。
まずは、最も身近な人生の先輩である親御さんの「老後観」を聞いてみてはいかがでしょうか。
周囲の意見を参考にしながら、自分なりの「老後観」を育てることから始めましょう。
老後の家計をまかなうために必要なお金はどのように準備すればよいのでしょうか?
頼りにしたいのが国の公的年金制度ですが、30代で公的年金だけで老後の家計がまかなえると
考えている人はわずか1割強。
そこで、世間で言われる「自助努力」が必要とされるのです。
※生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」より当社試算
もちろん、生涯健康であることが理想ですが、老後を考える際には、
将来、自分やパートナーが要介護状態になったり、認知症になる可能性を前提に考えることが大切です。
病気や、事故によるケガなど、万が一のことがあっても生活ができるように
老後のための備えをしておく必要があるのです。
若いうちから民間の保険で備える場合、スタートが早ければ早いほど月々の保険料は少額になります。
「毎月の収支に余裕がないから…」と、保険加入をあきらめている方もいらっしゃいますが、少ない金額で備えるためには「早く始めること」が大切です。
若いからこそ、月々の費用を節約することができるのです。
これから年齢が上がるにつれて、住宅ローンやお子さまの進学、そして親御さんの病気や介護など、暮らしにお金がかかるライフステージへと移行していきます。
そのような状況で、新たに老後の備えへの費用を捻出するのには抵抗感があり、結果的に老後が近づいてから、備えがないことに慌てるというケースも少なくありません。
30代の今だからこそ、これから起こるライフステージの変化のために備えることができ、安心して老後を迎えることができるのです。