※正常庄水頭症とか、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫などの場合、脳外科的な処置で劇的に良くなる場合もあります。甲状腺ホルモンの異常の場合は、内科的な治療で良くなります。薬の不適切な使用が原因で認知症のような症状がでた場合は、薬をやめるか調整すれば回復します。ところが、こうした状態のまま長期間放置すると、脳の細胞が死んだり、恒久的な機能不全に陥って回復が不可能になります。一日も早く受診することが重要です。(厚生労働省「認知症の診断と治療」より)
この行動症状と心理症状を予防・コントロールすることで、認知症の患者さんの生活の負担や、家族や周囲の方の介護の負担は大きく軽減されます。症状をコントロールするためにも、早期受診、早期診断、早期治療、そして治療の継続が、非常に重要です。