50代は、お子さまの独立や自宅の住み替え、親御さんの体調変化など、人生の中での大きな変化を迎える年代。それらに翻弄され、自分の老後の準備が後回しになっている方も少なくないのではないでしょうか。
老後の準備や対策がまだの方は、まずは自分の老後に目を向けることから始めましょう。
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)令和2年(2020年) 調査結果」より
老後を心配していない「安心派」はわずか15%程で、老後の生活を心配している「不安派」の方が約83%を占めているようです。その理由としてあがったのは、預貯金の少なさや公的年金に対する不安でした。
50代は、老後の資金を蓄え始めるチャンスです。万全の体制で老後を迎え、そして充実した老後を送るためにも、今までの暮らしを見直して、徐々に生活にかかる支出を抑えることを心がけましょう。
また、住宅ローン返済中の方は繰り上げ返済を検討するなど、将来の生活設計を立てて、家計簿でしっかり管理することをおすすめします。
※金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)令和2年(2020年) 調査結果」より
収入の確保、健康維持のためにも、仕事を継続することをおすすめします。
やりがいを持って働くことは、ハツラツと暮らすことにもつながります。
また、退職後には、家の中に引きこもらず、散歩を日課にするなど、無理のない運動を続けて、健康維持を心がけることも大切です。
もちろん、生涯健康であることが理想ですが、老後を考える際には、将来、自分やパートナーが要介護状態になったり、認知症になる可能性を前提に考えることが大切です。
病気や、事故によるケガなど、万が一のことがあっても生活ができるように老後のための備えをしておく必要があるのです。