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介護が必要な家族のために老健の利用を考えているものの、ほかの施設とどう違うのかわからず決めかねている方もいるのではないでしょうか。介護老人保健施設、通称「老健」は、要介護状態の高齢者が在宅生活への復帰を目指すための施設で、医療と介護の両面からサポートを受けられる点が特徴です。
本記事では、老健の特徴や利用方法、費用について詳しく解説したうえで、特別養護老人ホームや介護医療院など、ほかの介護施設との違いもご紹介します。老健の利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
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老健 |
特別養護老人ホーム |
介護医療院 |
目的 |
在宅復帰・在宅療養支援 |
長期的な生活支援・介護 |
長期的な療養・介護、医療ニーズへの対応 |
医療体制 |
・医師・看護師常駐 ・リハビリ専門職配置 |
・看護師配置 ・医療機関との連携 |
・医師常駐 ・手厚い医療体制 |
入所期間 |
短期~中期 (原則3カ月) |
長期 (終身利用可能) |
長期 (終身利用可能) |
入所条件 |
要介護1以上 |
原則要介護3以上 |
要介護1以上 |
おもなサービス |
・リハビリテーション ・医療的ケア ・日常生活支援 |
・食事、入浴などの介助 ・生活支援 ・機能訓練 |
・医療 ・介護 ・リハビリテーション |
費用(月額)※ |
約5万~25万円 |
約5万~20万円 |
約5万~20万円 |
特徴 |
病院から在宅に移行する中間施設 |
概ね生活の場としての施設 |
医療と介護を一体的に提供する施設 |
※朝日生命調べ(2023年1月時点)
老健は、在宅復帰を目指す高齢者に適した施設で、退院後の不安がある方や集中的なリハビリテーションが必要な方へ特におすすめです。医療と介護の両面から手厚いサポートを受けられ、専門的なリハビリプログラムで身体機能の回復を図れます。
比較的低コストで利用でき、要介護1以上であれば入所可能な点も特徴です。短期から中期の利用を想定しているため、必要なタイミングでサービスを受けられる可能性が高いでしょう。高齢者の自立支援と家族の介護負担軽減を両立したい場合は、老健の利用を検討してみてください。
公開日:2025年4月8日