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「介護と介助は何が違うのだろうか」と、疑問に思ったことがある方も少なくないのではないでしょうか。
介護は、身体が不自由な方など、サポートが必要な方への支援行為全般を指します。一方、介助は日常生活における「具体的な支援行為」を意味し、介助は介護を実現するための一つの手段です。
当記事では、介護と介助の違い、具体的な内容や種類について詳しく解説し、介助の基準となる4段階や、実際に介助をする際の注意点も取り上げます。加えて、介護の現状とその対策に関しても触れますので、今後の備えにぜひお役立てください。
※1厚生労働省「令和3年度 介護保険事業状況報告(年報)」
※2厚生労働省「令和3年度 介護保険事業状況報告(年報)」および「第55回社会保障審議会介護保険部会資料」より当社推計
介護とは、身体が不自由な方に対する支援行為全般を指します。それに対し、介助は日常生活を送るうえで必要とされる動作をサポートする「行為」をいいます。介助は介護を実現するための一つの手段です。
介護では、「身体介護」「生活援助」「その他の支援」の3つの形でサポートが行われます。介助には「歩行介助」や「更衣介助」、「食事介助」など6つの種類があり、受ける方が必要としている支援の度合いにより、サポートの程度が4つの段階に分けられます。必要とする介助の段階を把握し、適切に支援することが大切です。
ほかにも、相手のペースに合わせてサポートを行うなど、介助する際にはさまざまな注意が必要になります。適切な介助を行うことで、受ける方の自立を促し、生活の質を向上させられます。例えば、必要以上の手助けをせず、できる動作を見守ることも自立支援の一環です。
要介護認定者数は年々増加しており、今後も増え続けることが予測されます。介助の段階が上がれば、その分介護時間も増え、介助者の精神的・肉体的な負担が大きくなります。そのため、長期的な介護を見据え、無理のない介護プランを立てることが重要です。
公開日:2025年3月10日