詳しい資料はこちら
認知症には、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症など、さまざまな種類があります。認知症が疑われる家族がいる人のなかには、アルツハイマー型認知症とは異なる症状に頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。
幻視や睡眠時の異常行動などが見られる場合、レビー小体型認知症の可能性があります。レビー小体型認知症はさまざまな症状を引き起こすため、介護の負担も大きくなりがちです。
本記事では、レビー小体型認知症の原因や症状の進行について詳しく解説します。治療や介護の方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
レビー小体型認知症とは
レビー小体型認知症はさまざまな症状を引き起こします。人によって症状のあらわれ方が異なるため、症状によっては原因の特定が難しく、発見が遅れてしまうこともある病気です。
初期の段階では認知機能障害が目立たないケースも多い反面、アルツハイマー型認知症に比べて病気の進行が速いのが特徴です。中期以降になると認知機能や運動機能が低下していくため、日常生活において介護が必要になることも少なくありません。
また、就寝中に暴れたり大声を出したりするレム睡眠行動障害にも対応が必要です。必要に応じて施設入所や通所介護、訪問介護などを活用しましょう。
自宅で介護を行なう場合、転倒リスクを軽減するために、住宅内の段差の解消や手すりの設置など、バリアフリー化することも重要です。介護保険の利用や自治体の助成を受けることで負担軽減が可能な場合もあります。
幻視や妄想を訴える場合、周囲は理解しがたいこともあるかもしれません。ただ、事実ではないからといって否定し続けると、患者のストレスにつながります。一方で、肯定し続けると妄想症状が進行するリスクもあり、バランスが大切です。
本人が感じる恐怖・不安などの感情に対し、安心してもらえるよう傾聴し、気持ちに寄り添うことで落ち着くことがあります。症状が重い、周囲では対処しきれないという場合は早めに専門医に相談しましょう。
公開日:2024年2月28日