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もしかしたら認知症かもしれない。そんな不安を感じたときに、簡単にできる認知症検査「MMSE」という言葉を耳にしたことはありませんか?また、MMSEはどのような検査なのかと、気になる方も多いのではないでしょうか。
MMSEとは、世界的に使用されている認知症のスクリーニングテストを指し、認知症が疑われているときに行う、神経心理検査の一つです。
この記事では、MMSEとは何か、評価方法・採点基準や実施する際の注意点、「長谷川式認知症スケール」との違いについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
例)「今日は何日ですか?」「季節は何ですか?」
例)「ここは何県ですか?」「この建物の名前は何ですか?」
例)「今から私が言う言葉を覚えて、繰り返し言ってください」
「『ボール』『旗』『桜』はい、今言った言葉を言ってください」
例)「つべこべ言っても駄目」「みんなで力を合わせてつなを引きます」
例)①「右手にハンカチをもってください」
②「ハンカチを半分に折りたたんでください」
③「ハンカチを私に渡してください」
例)「片手を上げてください」
MMSE(ミニメンタルステート検査)は、認知症が疑われているときに行う神経心理検査の一つです。認知機能に関する評価を点数化し、簡単にかつ客観的に低下している認知機能の種類などが確認できます。
MMSEには1問につき10秒ほどの制限時間が設けられており、回答者は全11項目の設問に答えます。各項目にはそれぞれ評価基準が定められており、正解すると配分されている得点を獲得し、獲得した得点をスコアシートに当てはめることで、認知機能が評価・判断されます。
MMSEの点数が低い場合も、テストだけで認知症と判定はせず、あくまでも一つの可能性としてとらえるようにし、医師に相談するとよいでしょう。
公開日:2025年1月17日