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認知症の方によく見られる症状に、「物を隠す行動」があります。
隠したことを忘れてしまい、「盗られた」と騒ぐこともあり、付き合う家族や介護者が振り回されることも少なくありません。この行動にはどのような理由があり、どう対処したら良いのでしょうか。
認知症の方が物を隠す背景には、中核症状である記憶障害が関係しています。大事な物をなくさないように、という気持ちから起きる行動と考えられ、対応方法を知っておくことで、症状が緩和することもあります。
この記事では、認知症の人の「物を隠す行動」がなぜ起きるかを知り、どのように対応すれば良いかを具体的に解説します。
認知症の方の「物を隠す行動」とは?
認知症の方の物を隠す行動は、中核症状である記憶障害に、不安感や物盗られ妄想など、いろいろな背景が隠れているものです。
なにより大切な物がなくなった・盗られたかもしれない、などと訴えるご本人の気持ちを理解し、肯定的に受け止めることが大切です。
ご家族や介護者が精神的に追い詰められないよう、介護サービスなども活用しながら、おおらかに見守り、適切に対応するようにしてください。
公開日:2023年10月25日