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近年、おもに養護者の介護疲れが原因となる「介護事件」の発生が深刻化しています。国は高齢者福祉制度の充実化を目指していますが、いまだ問題の解決にはいたっていません。
介護をしている方や将来の介護に備えようとしている方は、「介護事件の原因はなに?」「介護疲れを解決する方法は?」といった疑問を持つこともあるでしょう。
介護事件を防ぐためには、養護者のストレス解消や相談先の確保、介護サービスの利用または見直しなどが効果的です。
この記事では、介護事件の概要や介護事件が発生する原因、そして介護疲れを解消する3つの対策法を解説します。
種類 |
内容 |
心理的虐待 |
l 脅しや侮辱などの言葉や威圧的な態度、嫌がらせ、無視などによって心理的外傷を与える言動 |
身体的虐待 |
l 殴る、蹴る、やけどを負わせる行為など、身体にあざや痛みなどの外傷が生じる、または生じる恐れのある暴力行為 l ベッドに縛り付ける、意図的に薬を過剰に服用させるなど、外部との接触を意図的、継続的に遮断する行為 |
性的虐待 |
l 要介護者との間で合意が形成されていない、あらゆる形態の性的な行為またはその強要 |
介護・世話の放棄・放任 |
l 結果的、意図的を問わず、介護を放棄・放任し、要介護者の身体状態・精神状態・生活環境を悪化させる行為 |
経済的虐待 |
l 要介護者の財産を不当に処分する、または不当に要介護者から財産上の利益を得る行為 |
出典:厚生労働省 令和3年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果より、相談・通報件数 37,382 件(令和 2 年度に相談・通報があったもののうち、令和 3 年度中に事実確認を行ったものを含む)のうち、事実確認の結果、市町村が虐待を受けた又は受けたと思われたと判断した事例の件数16,426 件についての実績
※ 複数回答を含む
介護事件のおもな発生原因には、養護者の経済的困窮、介護に関する知識や情報の不足などがあり、なかでも大きな割合を占めるのは介護疲れによるものです。
介護は、要介護度や介護期間によっては、養護者に大きな負担がかかります。介護疲れを解消するには、好きなものを食べる、趣味を楽しむなどのストレス解消や介護サービスの利用および見直しなどが重要です。
また、介護事件を避けるためにも、介護は決して1人で抱え込まず、必要な際は周りに相談し、他者に頼ることができる環境を整えましょう。
公開日:2023年10月20日