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自分や家族の介護について考える際、「介護施設の利用は何歳から可能?」「介護施設を利用するタイミングはいつ?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。
介護施設の一般的な利用可能年齢は、60歳または65歳からです。ただし、これは施設によって異なります。将来、施設の利用が必要になった際に慌てなくても済むように、介護施設は早めに検討しておくことが大切です。
この記事では、介護施設の利用可能年齢や、利用を開始するタイミングなどについて解説します。介護施設の利用を考える際の3つのポイントも紹介するので、参考にしてください。
介護施設利用は何歳から?
原則60歳から利用できる介護施設 |
l サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) l 軽費老人ホーム(A・B型) l 軽費老人ホーム(C型・自立型) l 住宅型有料老人ホーム |
原則65歳から利用できる介護施設 |
l 特別養護老人ホーム l 介護老人保健施設(老健) l 介護医療院 l グループホーム(認知症対応型共同生活介護) l 介護付き有料老人ホーム l 軽費老人ホーム(C型・介護型) |
現在の 要介護度 |
第1位 |
第2位 |
第3位 |
|||
総数 |
認知症 |
16.6 |
脳血管疾患 |
16.1 |
骨折・転倒 |
13.9 |
要支援者 |
関節疾患 |
19.3 |
高齢による衰弱 |
17.4 |
骨折・転倒 |
16.1 |
要支援1 |
高齢による衰弱 |
19.5 |
関節疾患 |
18.7 |
骨折・転倒 |
12.2 |
要支援2 |
関節疾患 |
19.8 |
骨折・転倒 |
19.6 |
高齢による衰弱 |
15.5 |
要介護者 |
認知症 |
23.6 |
脳血管疾患 |
19.0 |
骨折・転倒 |
13.0 |
要介護1 |
認知症 |
26.4 |
脳血管疾患 |
14.5 |
骨折・転倒 |
13.1 |
要介護2 |
認知症 |
23.6 |
脳血管疾患 |
17.5 |
骨折・転倒 |
11.0 |
要介護3 |
認知症 |
25.3 |
脳血管疾患 |
19.6 |
骨折・転倒 |
12.8 |
要介護4 |
脳血管疾患 |
28.0 |
骨折・転倒 |
18.7 |
認知症 |
14.4 |
要介護5 |
脳血管疾患 |
26.3 |
認知症 |
23.1 |
骨折・転倒 |
11.3 |
注:「現在の要介護度」とは、2022(令和4)年6月の要介護度をいう
|
入居一時金 |
月額費用の目安 |
特別養護老人ホーム(特養) |
0円 |
5~20万円 |
介護老人保健施設(老健) |
0円 |
5~25万円 |
介護医療院 |
0円 |
5~20万円 |
※朝日生命調べ(2023年1月時点)
|
入居一時金 |
月額費用の目安 |
グループホーム |
0~数百万円 |
10~25万円 |
介護付き有料老人ホーム |
0~数千万円 |
15~30万円 |
現在の資産 |
今後の収入 |
l 預貯金 l 金融資産(債券・株式など) l 不動産(土地・建物など) l 満期を迎える生命保険など l 退職金 |
l 公的年金 l 私的年金(個人年金保険、iDeCoなど) l 不動産収入 l 金融資産の配当、利子など |
介護施設の一般的な利用可能年齢は、60歳または65歳からです。また、16の特定疾病に該当し、要介護・要支援認定を受けた40歳以上の方も利用可能な場合があります。
介護施設の利用を考えるタイミングは、認知症や加齢により自力での生活が難しくなったときや、要介護認定が必要なとき、介護者の精神的・身体的負担が限界に近づいたときがよいでしょう。
介護施設の利用には、入居一時金や月額費用などが必要です。あらかじめ介護施設での理想の暮らしをイメージしておくと同時に、現在と将来の経済状況を把握して予算を決めておくことをおすすめします
また、介護施設の比較検討や、複数の介護施設の見学や体験入居をするためにも、元気なうちに情報収集をしておくことが大切です。
公開日:2024年1月26日