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家族の介護を続けていると、気付かないうちに心身の負担が蓄積されていくものです。孤独や不安、疲労が積み重なると「介護うつ」を発症してしまうことがあります。
介護うつを未然に防ぐためには、その兆候を早期に察知し、適切な対策を講じる必要があります。介護者が一人で悩みを抱え込まないよう、周囲のサポートも欠かせません。
この記事では、介護うつの具体的な症状や、なりやすい人の特徴、予防策について詳しく解説します。
「介護うつ」とは?
引用:生命保険文化センター「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査(速報版)」
完璧主義:介護に対しても完璧を求め、些細なミスや不足を許せない
几帳面:介護の計画や手順にこだわり、計画どおりに進まないとストレスを感じてしまう
責任感が強い:介護の全責任を自分一人で負おうとしてしまう
人に頼ることが苦手:他人に助けを求められず、すべて自分で解決しようと抱え込んでしまう
気を遣いすぎる:周囲に過度に気を遣い、自分のことをあと回しにする
繊細:相手の感情の機微を敏感に察知するため、ストレスを感じやすい
気が弱い:自分の意見を主張することが苦手で、周囲に流されやすい
体が弱い:健康状態が良くないため、介護の身体的負担が大きい
一度介護うつになると、長期的な治療が必要です。介護を続けられないだけでなく、日常生活にも支障が出るリスクがあります。少しでも「おかしい」と感じたら、すぐに医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。
介護は一人で抱え込むものではありません。家族や友人、周囲の人々に頼り、介護負担を分散させる体制を整えることをおすすめします。専門家のサポートや介護サービスを利用しながら、介護者ご自身の心身の健康を大切にしてください。
公開日:2024年8月6日