要介護者の割合や加入を検討すべき人とは
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将来介護が必要になったとき、公的介護保険で十分な介護サービスが受けられるのか、不安に感じる方もいるでしょう。
公的介護保険では、個人の介護レベルに応じた介護サービスが受けられるようになっています。
この記事では、8段階の介護レベル(認定区分)や、区分ごとに利用できる介護サービスの違いを解説します。介護サービスを受けるために必要な要介護認定から、介護サービス利用までの流れも確認しておくと安心です。
要支援1 |
・食事や排せつは自分でできる ・日常生活動作の一部で見守りや支援などが必要 |
要支援2 |
・要支援1よりも多くの場面で支援を要する状態 ・将来介護が必要になる可能性が高いが、支援により予防可能な段階 |
要介護1 |
・日常生活において部分的な介助が必要 ・認知機能の低下が見られることもある |
要介護2 |
・食事や排せつを含む生活全般で介助が必要な状態 ・認知機能のさらなる低下が見られることもある |
要介護3 |
・要介護2に加えて自力での移動などの動作にも支障があり、ほぼ全面介助が必要な状態 ・問題行動が見られることもある |
要介護4 |
・介助なしでは日常生活を送るのが難しい状態 ・問題行動が顕著になる |
要介護5 |
・寝たきりで食事や排せつが自力でできず、介護がなければ生活できない状態 ・意思疎通が困難 |
非該当(自立) |
日常生活に支援や見守りが必要ない状態 |
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1カ月あたりの支給限度額 |
利用できる在宅サービス・地域密着型サービスの目安 |
要支援1 |
5万320円 |
週2~3回程度のサービス利用が可能 |
要支援2 |
10万5,310円 |
週3~4回程度のサービス利用が可能 |
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1カ月あたりの支給限度額 |
利用できる在宅サービス・地域密着型サービスの目安 |
要介護1 |
16万7,650円 |
1日1回程度のサービスが利用可能 |
要介護2 |
19万7,050円 |
1日1~2回程度のサービスが利用可能 |
要介護3 |
27万480円 |
1日2回程度のサービスが利用可能 |
要介護4 |
30万9,380円 |
1日2~3回程度のサービスが利用可能 |
要介護5 |
36万2,170円 |
1日3~4回程度のサービスが利用可能 |
将来介護が必要になる可能性は誰にでもあります。介護が必要になったときどのような介護サービスが受けられるかを知っておくと安心でしょう。
また、介護を受けながらどのような生活を送りたいのかを考えるためにも、公的介護保険制度に対する理解は欠かせません。「介護を受けるのはまだまだ先」と考えずに、健康なうちから介護について自分ごととしてとらえておくことが大切です。
公開日:2023年8月22日