認知症とは、脳の病気や障害などが原因で認知機能が低下し、日常生活に支障が出てしまう状態です。
認知症にはいくつかの種類がありますが、なかでもアルツハイマー型認知症は発症する人の割合が最も大きいとされています。
アルツハイマー型認知症の原因は、アミロイドβというたんぱく質が脳に蓄積することといわれています。
食生活が乱れていると、高血圧や糖尿病といった生活習慣病のリスクが高まります。そして生活習慣病になると、アミロイドβの分解が減少する可能性があり、結果的に認知症を発症しやすくなる可能性があるのです。
また、食事を含む生活習慣を改善することで、高血圧や動脈硬化などの予防・改善にもつながるとされています。
そのため、脳卒中や脳梗塞などの予防につながり、結果として脳血管性認知症のリスクも間接的に抑えられることにつながるかもしれません。
現段階では認知症を根本的に治療する方法はないといわれており、アミロイドβが蓄積しないように毎日の適切な食事を意識し、認知症の予防をすることが大切です。
認知症予防に効果的な食べ物とは?
青魚
脳の構成成分であるDHAには脳を活性化させる作用があり、記憶力や判断力の向上も期待できます。さらにEPAには血行をよくする働きがあるため、生活習慣病の予防にも繋がるでしょう。
緑黄色野菜・果物
ビタミンC・ビタミンEも豊富に含まれている野菜・果物を摂ることで、血中コレステロール値を下げたり抗酸化作用を高めたりする効果も期待できます。
コーヒー・緑茶
カフェインを多量に摂取すると睡眠障害やめまいなどが起こるリスクもあるため、適量を守るようにしましょう。