ゲームは、認知症予防の効果が期待できる取り組みの一つです。ここでは、認知症を予防するためにゲームが期待されている理由を4つ解説します。
脳が活性化される
例えば、ルールの理解や手指・体の動作、相手の動きの推測などを自然に行なっているため、ゲーム中は脳を使わないタイミングがほとんどありません。
また、ゲームをしているときは、複数のことを考えながら取り組む場合がほとんどです。楽しみながら複雑的・連続的な思考をすることで認知機能が鍛えられ、認知症の予防につながります。
人とのコミュニケーションが図れる
他者との会話や触れあいは脳に多くの刺激を与えるため、孤独感や不安感の軽減も期待できます。
ゲームで他者と楽しい時間を共有できると気持ちが前向きになり、認知症予防の取り組みを継続するモチベーションにもなるでしょう。
頭と体の両方を動かせる
運動は脳に刺激を与えるため、認知機能の低下を防ぐ効果が期待できます。全身運動が難しい状態の方でも、ゲームで指先や口を動かすことが脳への刺激になるでしょう。
また、ゲームを楽しむために体を適度に動かすと、身体機能も高められます。転倒のリスクを減らし、ケガをしても早期回復が期待できる点も、ゲームで体を動かすことのメリットです。
生活にハリが生まれる
複数人で行なうゲームに参加するために外出したり、ほかのゲームにも挑戦しようと意欲的になったりして、日常生活にハリが生まれる方は少なくありません。
生活のハリは生きる活力とも言い換えられます。ゲームが積極的に生活するきっかけになれば、認知症の予防にもつながっていくでしょう。