些細なことが気になる人
引きこもりがちになることや、ストレス・不安を過度に感じる生活を送ることは、認知症を引き起こすきっかけの一つです。また、他者とのかかわりが希薄だと、認知症の初期症状に気付いてもらえないリスクもあります。
怒りっぽい人
他者とのかかわりが減ると、社会的に孤立しやすくなります。その結果、脳への刺激がなくなり、認知機能が低下して認知症につながります。
認知症は、私たちの身近な病気の一つです。認知症を患っている家族がいたり、認知症に関するニュースに触れたりすると、「自分も認知症になってしまうのだろうか?」と不安に感じる場面があるかもしれません。
認知症になりやすい人には、性格や生活習慣などにおいて、いくつか共通の特徴があると考えられています。それらの特徴に当てはまる場合は、早い段階から対策をとることで、認知症のリスクを軽減できるでしょう。
この記事では、認知症になりやすい人の特徴を4つの観点から紹介し、認知症予防に向けて心がけるポイントを解説します。認知症を予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
下表に、認知症になりやすい人の特徴をまとめました。
性格 |
· 些細なことが気になる人 · 怒りっぽい人 · 何でも自分でこなそうとする人 |
生活習慣 |
· 食生活が乱れている人 · 運動や睡眠が不足している人 · アルコールやスマートフォンに依存している人 |
病気・怪我 |
· 高血圧・糖尿病・歯周病・慢性腎臓病などを患っている人 · 外的な要因で脳を損傷した人 |
遺伝的要素 |
· 親が家族性のアルツハイマー型認知症の人 |
これらの特徴に当てはまる場合は、食生活・運動習慣・睡眠を見直したり、他者と積極的にコミュニケーションをとったりして、早い段階から認知症の予防に努めましょう。併せて、セルフチェックや健康診断により、心身の健康状態を定期的に確認します。
認知症は多くの方が発症する病気です。そのうえ、認知症の介護費用は大きな負担になる傾向があるため、認知症予防に努めつつ、万が一に備えることが大切です。
公開日:2023年8月9日