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認知症の進行段階は、症状の内容などによって、前兆(軽度認知障害)、初期(軽度)、中期(中等度)、末期(重度)の4段階に分けられます。
このうち、認知症中期(中等度)は、認知機能の低下が進み、周囲のサポートが必要になってくる段階です。認知症初期よりも記憶障害や見当識障害の程度が重くなり、介護者にも症状に合った対処が求められます。
今回は、認知症の進行段階を紹介したうえで、認知症中期(中等度)に発生する症状と症状の進行を遅らせる可能性がある方法を解説します。
認知症とは? 知っておきたい認知症の基本
参照:内閣府「平成29年度版高齢社会白書」より、各年齢の認知症有病率が上昇する場合の数値を使用
認知症は、前兆、初期、中期、末期の順に進行します。進行のスピードは人それぞれであり、各段階で現れる症状も人によって異なります。可能な限り早くケアへつなげられるよう症状をよく観察するとともに、認知症の進行段階に合わせたケアを受けることが大切です。
認知症の症状にいち早く気付いて医療機関とつながるには、認知症の方の周囲にいる方の存在が欠かせません。認知症の方が適切な介護を受けられるよう、介護に備えて環境を整えておきましょう。
公開日:2023年10月25日