ただし、歩き方の変化や歩行障害の原因は認知症だけでなく、足や股関節などに原因があるケースもあります。必ずしも、認知症のみが原因とは限らない点に留意しましょう。
歩幅が狭くなる
歩行が安定しなくなる
すり足
すり足になってしまうと段差につまずきやすくなるのはもちろん、何もない場所で転倒する原因にもなるため注意が必要です。
認知症について気になっている方のなかには、「認知症が歩き方にも影響をおよぼす」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。認知症を発症すると、歩幅の変化や歩行の不安定化、すり足などが見られることがあります。
この記事では、認知症による歩き方の変化について、どのような変化が起こるのかを詳しく解説するとともに、認知症の各種類における歩き方の変化(歩行障害)の特徴を紹介します。
認知症によって歩き方はどう変化する?
認知症では、歩幅の変化やすり足、歩く際の姿勢の悪化、ふらつきなどの歩行障害が表れる場合があります。種類によっては小刻み歩行やすくみ足、突進歩行などの特徴的な変化が生じるケースもあるため、注意深く歩き方をチェックしておくことが大切です。
歩き方の変化はもちろん、ほかにも認知症が疑われる症状が見られる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。早期発見により症状の進行を抑えられるだけでなく、ほかの疾患の発見や治療にも役立ちます。
また、万が一の認知症発症に備えて民間介護保険に加入しておくと、将来の治療や介護における経済的な負担の軽減につながるでしょう。
公開日:2023年11月28日