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認知症の方が、自宅にいるにも関わらず「家に帰りたい」と言ったり、実際に荷物をまとめて帰ろうとしたりすることがあります。このような場合、家族や周囲の人はどのように対応すればよいでしょうか。
家に帰りたいと訴える「帰宅願望」は認知症の方によく見られる症状の一つで、おもに不安が原因になっているといわれています。基本的な対応としては、本人の気持ちを否定せず寄り添うようにし、理由を聞いたり、環境を見直したりするのがおすすめです。
この記事では、認知症による帰宅願望の原因を取り上げながら、具体的な対応方法を整理し、実際に改善した事例を紹介します。
認知症による帰宅願望とは?
認知症の方が「家に帰りたい」と訴える帰宅願望は、認知症の影響や環境・人間関係の要因、夕暮れ症候群などさまざまな原因が考えられますが、根底にあるのは不安感の高まりや居場所のなさ・居心地の悪さです。
したがって、ご本人の気持ちを否定せず、真摯に寄り添う姿勢がなによりも大切です。認知症の方の不安感を少しでも解消していくことで、帰宅願望の改善につなげてみましょう。
公開日:2024年2月28日