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公的介護保険制度における要介護認定で、「認知症でも要介護1になり得るのか」「要介護1で利用できるサービスを知りたい」という方もいるかと思います。
介護と認知症は大きくかかわるため、双方への理解を深めることで、身近な人が認知症となった場合に知識が役立つ可能性があります。
当記事では、認知症と要介護1との関係性、要介護1の状態と認定基準、受けられる介護サービス、費用について解説します。
認知症は介護が必要となる原因の第1位
 
  | 判定区分 | 要介護認定等基準時間 | 
| 要支援1 | 25分以上 32分未満 | 
| 要支援2 | 32分以上 50分未満 | 
| 要介護1 | |
| 要介護2 | 50分以上 70分未満 | 
| 要介護3 | 70分以上 90分未満 | 
| 要介護4 | 90分以上 110分未満 | 
| 要介護5 | 110分以上 | 
 
   
  | 支給限度額に 含まれるサービス | l   訪問看護 l   訪問介護 l   訪問入浴介護 l   訪問リハビリテーション l   通所介護(デイサービス) l   通所リハビリテーション(デイケア) l   短期入所生活介護(ショートステイ) l   短期入所療養介護(医療型ショートステイ) l   特定施設入所者生活介護※(介護付き有料老人ホームなど) l   定期巡回・随時対応サービス l   夜間対応型訪問介護 l   認知症対応型通所介護 l   小規模多機能型居宅介護 l   看護小規模多機能型居宅介護 l   認知症対応型共同生活介護※(グループホーム) l   地域密着型特定施設入所者生活介護※(介護付き有料老人ホーム) l   介護福祉用具のレンタル | 
| 支給限度額に 含まれないサービス | l   居宅療養管理指導 l   特定施設入所者生活介護(短期利用・外部サービスを除く) l   認知症対応型共同生活介護(短期利用を除く) l   地域密着型特定施設入居者生活介護(短期利用を除く) l   介護老人保健施設(老健) l   介護医療院 l   介護福祉用具の購入費 l   住宅改修費 | 
※短期利用に限る
介護が必要となった原因の第1位は認知症です。要介護1では、基本的な日常生活は自分で行えるものの、立ち上がりなどに助けが必要になることがあります。
介護サービスを利用することで、利用者が生活しやすくなるだけでなく、介護をするご家族の介護負担の軽減にもつながります。
ただし、介護サービスの利用には費用も生じます。その点も考慮しながら、上手に介護サービスを活用するとよいでしょう。

公開日:2025年1月17日