看護師が自宅を訪問し、医師の指示のもとで健康管理・服薬管理・医療処置などを行います。
慢性疾患や医療的なケアが必要な方の在宅生活を支える役割を担います。
医師からの指示があれば、理学療法士・作業療法士などによるリハビリも実施可能です。
日帰りで介護施設を利用し、食事・入浴介助・機能訓練・レクリエーションなどを受けられるサービスです。
日中の見守りを担うだけでなく、他の利用者やスタッフとの交流を通じて生活リズムの安定や社会参加にもつながります。一人暮らしで孤立しがちな状況を和らげる効果も期待できます。
数日~数週間単位で施設に短期入所し、日常生活の介護やリハビリを受けられます。
公的介護保険を適用して連続利用ができる日数は最長で30日です。遠方で暮らすご家族が急病や冠婚葬祭などで対応できない場合のセーフティーネットとしても活用されています。
介護用ベッド・車いす・歩行器・手すりなどの福祉用具は、月額費用の1~3割の自己負担でレンタルできます。
また、手すりの取り付けや段差の解消といった住宅改修は、生涯20万円を支給限度基準額として費用の一部が支給されます。転倒などの事故を防ぎ、安全に生活できる環境を整えるうえで重要な支援です。
公的介護保険には、要介護度ごとに月々の利用上限額(支給限度額)が設けられています。要介護3の場合は月額27万480円が上限です。
この範囲内でサービスを利用した場合、自己負担は原則1割となります。つまり、上限いっぱいまで使っても自己負担は約2万7,000円が目安です。ただし所得に応じて2割・3割負担になる場合もあります。
なお、実際の費用は利用するサービスの種類や頻度によって変わります。上限を超えた分は全額自己負担になるため、ケアマネジャーと相談しながらプランを組み立てることが大切です。
また、自己負担が重くなる場合は「高額介護サービス費制度」も活用できます。所得区分に応じた自己負担額の月額上限が設けられており、超過した分は申請することで払い戻されます。
実際にどのようなケアプランが組まれるのか、2つの例をもとに紹介します。あくまでも一例であり、本人の状態や生活環境によってプランの内容は異なります。
【想定プロフィール】
85歳・男性/脳梗塞による左半身軽度麻痺/認知症なし/長男は県外在住
| サービス種別 |
頻度 |
おもな内容・目的 |
訪問介護
(生活援助) |
週6回 |
食事準備・掃除・洗濯など。安否確認も兼ねる
日曜は配食サービス併用 |
| 訪問看護 |
週2回 |
体調管理・服薬確認 |
| 通所介護 |
週2回 |
入浴介助・機能訓練・日中の見守り・社会参加 |
| 福祉用具レンタル |
継続 |
介護用ベッド・車いす・手すり |
認知症がなく意思疎通が取れる場合、訪問介護・訪問看護・デイサービスを組み合わせることで、一人暮らしを続けられるケースがあります。
本人がサービスを受け入れ、困ったときに助けを求められる状態であることが、在宅継続の一つの目安になります。
【想定プロフィール】
82歳・女性/認知症あり(徘徊・服薬困難)/娘は近居だが日中は仕事
| サービス種別 |
頻度 |
おもな内容・目的 |
訪問介護
(身体介護) |
週3回
(1日1回) |
起床・整容・排泄・介助など |
| 訪問看護 |
週2回 |
服薬管理・認知症症状の観察・娘への情報共有 |
| 通所介護 |
週3回 |
日中の見守り・入浴・機能訓練・生活リズムの維持 |
| 福祉用具レンタル |
継続 |
認知症老人徘徊感知機器 |
認知症をともなう場合は、夜間の徘徊や服薬管理への対応が必要です。娘が仕事中の日中の時間帯はデイサービスでカバーし、徘徊感知機器を組み合わせることで、ある程度の安全は確保できます。
ただし、火の不始末や食事の誤認といったリスクが頻繁に起きるようになってきたときは、在宅継続が本人にとって安全かどうかをあらためて考えるタイミングです。
介護サービスを利用しながら一人暮らしを続けていても、状況によっては施設介護への移行を検討すべき時期が訪れます。以下のようなサインが重なってきたときは、ケアマネジャーや地域包括支援センターへの相談をおすすめします。
週末ごとに遠方から通って対応している、あるいは近居の家族がほぼ毎日訪問しなければ生活が成り立たない状態が続いている場合は、施設への移行を検討するタイミングです。
介護はご本人だけでなく、支えるご家族にとっても体力・気力の消耗が積み重なるものです。介護者側の限界の訪れも、施設を検討する一つのサインといえます。
経管栄養・喀痰吸引・インスリン注射など医療依存度が高くなると、在宅での対応には限界が生じてきます。
訪問看護だけではカバーしきれない医療処置が必要になった場合は、医療と介護が一体的に提供される施設への入所も選択肢に入ります。