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70歳を迎えると認知症になる人が多いといわれていますが、実際はどうなのでしょうか。
高齢になるにつれて認知症の有病率は高くなる傾向にあるものの、その理由は1つではありません。そのため、あらゆる視点から認知症のことを理解することが大切です。
この記事では、認知症における世代ごとの有病率や原因などを解説します。また、高齢ではなくても発症する「若年性認知症」と高齢者の認知症の違いも併せて解説するので、認知症への理解を深めたい方はぜひ参考にしてください。
年齢層 |
男性 |
女性 |
全体 |
65~69歳 |
1.5% |
1.6% |
1.5% |
70~74歳 |
3.4% |
3.8% |
3.6% |
75~79歳 |
9.6% |
11.0% |
10.4% |
80~84歳 |
20.0% |
24.0% |
22.4% |
85~89歳 |
35.6% |
48.5% |
44.3% |
90歳以上 |
42.4% |
71.8% |
64.2% |
出典:厚生労働省「認知症施策の総合的な推進について(参考資料)」一万人コホート年齢階級別の認知症有病率
出典:65歳以上を対象として各年齢の認知症有病率が上昇する場合の数値を使用
内閣府「平成29年版高齢社会白書」、首相官邸認知症施策推進関係閣僚会議(第2回)資料、厚生労働省老健局 社会保障審議会介護保険部会(第92回)「介護保険制度をめぐる最近の動向について」より当社推計
出典:厚生労働省「若年性認知症実態調査結果概要(R2.3)」
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)認知症研究開発事業「令和2年 若年性認知症の有病率・生活実態把握と多元的データ共有システムの開発」
認知症は、病気や老化が顕著になりやすい70歳から増加する傾向にあります。また、ストレスホルモンも脳に悪影響をおよぼすため、可能な限りストレスを溜め込まないことが大切です。
認知症のなかには治療できるものもありますが、根本的治療方法が確立されていないものもあります。70歳を迎えてからでも可能な対策はありますが、より早い段階から対策を講じることが重要です。
「早すぎるかな?」ということはありませんので、早めの対策を心がけましょう。
公開日:2024年7月2日